ゼロックススーパーカップ 鹿島アントラーズ−サンフレッチェ広島

http://www.jsgoal.jp/game/2008/20085030010120080301.html
http://www.j-league.or.jp/SS/jpn/other/200850300101101_W0201_J.html(公式記録)
まず始めにお断りしておきますが、ボクは録画で見まして、PK戦の途中までしか見てません。
前半、鹿島が押し気味にスタートするが、佐藤寿人に渡ったところで、完全にアフターで足にタックルを「してしまった」岩政がカレー券。完全にアフターなので、ちょっと厳しいかもしれないが言い訳は出来ないカードだったと思います。
その後もいい展開の攻撃を仕掛ける鹿島でしたが、12分にクロスボールをキャッチした広島のGK木寺の持ったボールを岩政が膝でカット。たぶん、GKの手に体が当たっているので、キーパーチャージのファウル。これがカレー券赤紙となる。公式記録で理由が書いてないので明確ではないが、不用意なプレーであったのは間違いない。もちろん同情の余地もあるわけだが・・・。中継を見ている限り副審が何か物申したようだったのだが、副審の位置からすると完全に死角だった思うのだが。ルール的にあのようなキーパーチャージが警告に値するかどうかはわからない。
ってことで、岩政退場で体制を整えることを余儀なくされる。で、青木がセンターバックに下がり、マルキーニョスが1.5列目に下がり田代の1TOPに変更。
今度は広島の李が後ろかスライディングで小笠原を倒してイエローカード。多少厳しい判定ではある気がするのだが・・・。でも、李は明らかにこの時間帯苛ついていつのが目に取れる。
そして、38分に新井場に縦に出して抜け出したところを李が体で止めてイエローカード。つまり2枚目で退場となるわけだ。えっと、これも多少厳し目であるとは思うのだが、厳し目で統一されているとこから考えれば特に間違いではないと思う。
で、42分に青木が抜かれたので、手で引っ掛けてまたイエロー。うん、一貫していると言えば一貫しているので、ね?
ロスタイム直前、左からの新井場のオーバーラップにヒールでスルーパスを新井場がそのまま上げて田代が押し込むがこれは、新井場がオフサイド。非常にうまい攻撃。つことで、そのまま前半終了。
後半4分、右からのクロスボールをGKが弾いたところを本山が拾って、キックフェイントで1人外してから、キレイな弾道の狙い済まされたミドルを打って先制点。
続いて6分、広島DFのごたごたを奪って内田がアーリーでグラウンダーのボールを田代に合わせるがこれは微妙ながらオフサイド。でも、もうすでにイケイケ状態。
そして、7分にはまたも激しいプレスで広島DFがごたごたにもたついて奪われると、小笠原がこぼれ球をダイレクトで野沢に出すが、野沢のトラップが大きく、広島青山にカットされるが、このカットがちょうど野沢の目の前にこぼれて、それをそのままミドルで打って追加点。
こうなると攻めるしかない広島は平繁に代えて久保。相変わらず鹿島が激しいプレスからの攻めが発動するが、徐々に久保に集まりだしたところで、服部と野沢が激しくボールを奪い合ったが、服部がアフター気味だったのでイエロー。まぁ、無難な判定。
広島は青山に代わって注目のユキッチが出て、トップ下に入る。これがまた結構いい選手だ。
運命の後半34分、ユキッチのスルーパスを高萩(かな?)がちょんとプッシュ、そこを久保が狙うが、大岩と青木(?)か中後(?)が2人で潰しにいったところで、ファール。えーーーーっ!?PK。このPKを決めるが、たぶん他の選手がペナルティーエリア内に入ってやり直し。やり直しも久保がきっちり決めて1点差。
このPKの判定は良く分からない。ファールに値しないとは思うのだが・・・。
39分、なんてことない絡みに見えたがユキッチが引っ掛けたとしてイエロー。うん?
40分、右からのカウンターからサイドチェンジを左の服部が絶妙のアーリーを上げると、風で伸びたボールを佐藤寿人が粘ってヘディングで決めて同点。
ロスタイム、カウンターを止めに入った佐藤寿人が後ろからスライディングで倒してイエロー。まぁ、無難な判定。そのまま同点で試合終了。試合はPK戦での決着となりました。
PK戦に関してはトレースしませんが、ストヤノフのやり直しは副審が旗を上げてたのでね。
槙野が決めたところで録画が切れてたので、その後のことはわかりません。終了後に主審に詰め寄った曽ヶ端、中後が警告、大岩は一発レッドのようで、開幕戦にはセンターバック2人が出れないそうな・・・。なんとも後味が悪そうな試合だったようですね。
基本的に厳しく警告を出していましたが、久保のPKの判定とユキッチの警告以外は納得できる範囲だったかと思います。岩政の2枚目もルール的によくわからないので何とも言えません。
鹿島はコンディションさえACLで崩さなければ固いだろうなぁ、と思います。何と言っても、選手の戦術眼と、それを忠実に実行出来ること、これが高いレベルでこなしているわけですから。
広島はこれで運を使い果たさなければいいですがね、リスクある攻撃を今年も続けるようですが、点が取れなかった場合に、カウンターでやられて先制されるとさらに引かれて厳しい試合が続いていくんじゃないかと思っています。