J1 ヴィッセル神戸−川崎フロンターレ

http://www.jsgoal.jp/result/20080100010420080315_detail.html
前半
開始早々、右サイドからのFKを古賀が蹴ると、それに合わせたのが大久保。しかしこれオフサイド。前節もオフサイドに救われた川崎。
すぐさま川崎も反撃。ジュニーニョ、フッキが相次いで狙うも入らない。そうすると神戸のカウンター発動。右サイドでボッティからレアンドロに素晴らしいコースのパスを出すと、後はもう蹴りこむだけ。これが入って神戸の先制。
基本的には激しいプレスとエリアコントロールをする神戸にしてやられる川崎が縦ポンで3TOPと狙うが跳ね返されて神戸がカウンターを発動させると言う展開が続く。これははっきり言って神戸ペースです。まさに狙い通り。
川崎もカウンターで我那覇からのGKを完全に外すパスをするも、ジニーニョのシュートがカバーに入った北本に跳ね返される。あう。悪い流れ。
前半終了間際には、このカウンターが発動して、右サイドからクロスに、古賀が川島ともつれてスルーをすると、そこに飛び込んだのが大久保。ちょっと触ってゴール。必ずと言って良い程2人が飛び込む神戸は脅威です。
後半
やっぱし川崎が押し込んで、神戸が跳ね返す。たまらず神戸のボッティが倒して、2枚目のイエローで退場になりかけるが、そこは謝り侍だボッティ。ひたすらジャスティス岡田主審と、倒されたフッキ(?)に謝って許してもらう。その後のあぁ、助かったぁ〜ってな表情が印象的でした。2点差とは言え、川崎相手に数的不利は厳しい。しかも、減ったのがボッディであればなおさら。
そうこうしていると神戸のカウンター発動。もうね、お手本通りのカウンターです。センターからサイドの大久保に出して上がる。その上がってる間にセンターにニアに古賀とファーにレアンドロで走りこむ。これ完璧。んで、レアンドロの追加点。
3点差がついた時点で関塚監督はフッキを諦めて、大橋を投入してなんとか打開を図ろうとするが、またレアンドロに同じくカウンターで、大久保のナイスパスを押し込んでハットトリック。おめっ!
終盤、去年の形に戻った川崎はリズムを取り戻し始め、集中力を切らしていなかったが疲れが出てきた神戸を完全に押し込む感じになりました。
んで、ロスタイムに一矢報いる感じでシュートの跳ね返りを大橋がミドルぶち込んで1点返すも時すでに遅し。
雑感
バランスって怖くネ?
何が言いたいかって言うと、川崎の強力3TOPって、全員センターで生きるタイプなんですよね。今日は若干バランスを取る為に我那覇を入れてきてきましたが、我那覇もセンターの選手です。はっきり言って、3人が前線のフタになってるんですよね。この3人がセンターで待ち受けるもので、守るのも楽です。出所を抑えればイイのです。そう、中村を。
3TOPでうまくまわすには、やっぱワイドに広がる事でしょ。ただ、川崎にはウインガータイプの選手が居ませんので、4人でセンターを固めればおk。両サイドハーフが開くとセンターが極端に薄くなる。もう手詰まりです。
終盤、川崎はフッキを外して2TOPにしました。これは去年の形でバランスが整って、両サイドを広く使えるようになるしでしたね。まぁ、神戸の疲れもあってのことでしたけど。
もちろん、フッキもジュニーニョも一発があるので、それはそれで怖いんですけどね。対戦相手としては事故と思えばいいのですよ。よよよ。
対する神戸はものすごくバランスが良かったです。
そして、カウンターの切れ味がものすごい。中央で奪ったら1度サイドに散らし、中には2人で走りこむ。このスピード感が半端ないです。前節もそうですが、切れ味鋭すぎ。