J1 FC東京−ジェフ千葉

http://www.jsgoal.jp/game/2008/20080100010220080629.html

とりあえず、試合開始前の選手紹介の時の羽生さんへの大ブーイングはおいしくいただきました。それだけ愛されてたって事ですよ。と、強がっておく。
試合の率直な感想は、両者痛み分け、と言ったところでしょうかね。

前半 壊された試合と取りに行ったPK


FC東京やや優勢で立ち上がった試合でしたが、7分にロングボールを拾ったレイナウドが抜け出していく。それを追っかけた今ちゃん。ドリブルで中に切れ込むと今ちゃん足引っ掛けてPKと一発レッド。
まぁ、あの場面は完全にGKと1対1が成り立っていたので、得点機会阻止で一発退場+PKはルール上正当なわけですが、なんだかなぁ…と思うわけです。
結局PK失敗で、場に残ったのは、「数的有利」と「心理的不利」なわけでして、やっぱり悪い方向に行くのは間違いない。PK入れてれば、良くも悪くももう少し変わったかもしれないけどね。
で、あのシーンのレイナウドは完全にPK狙いにいったと思います。追走されている状態で中に切れ込んで体でブロックするのは定石ですが、ね。狙ったでしょ?ねぇ、白状しなさい!
23分には不用意なパスを拾われそうになったところをしょうへいへーいが引っ掛けちゃって逆にPK献上。でもこれは立石さんがセーブ。
前半はこのままかなぁ〜と思ったところで、レイナウドがプレゼントしたCKを佐原が決めて先制点を奪われる。あぁ、こりゃ厳しい。
そんなこんなで、数的優位にも関わらず、終始押されっぱなしで前半が終了するのでした。

後半 やっとこ動いたか


両チーム、メンバー交代の無しで迎えた後半。前半は慎重に行ったのかと思ったけど、後半も慎重でしたね。もうちょっとどうにかならんもんかと。
で、動いたのは後半12分、戸田に変えて巻を投入すると、体を張ったポストプレー、前線からの守備で貢献。ようやく押せ押せの状況になってきましたよ。
22分に斉藤から谷澤に交代、直後23分に新居のクロスにレイナウドが飛び込んで同点。よし、逆転もいけるでー!と思ったんだけどね。
僕の思いとは裏腹に、FC東京の方が攻撃的カードを次々に切ってきます。羽生→大竹、カボレ→近藤、平山→赤嶺、と。どうやら守りに入る気はあんまり無いようです。
それに対して、こちらは動けず。あぁ・・・。で、試合終了と。なんとも切ない引き分けと言う事になりましたよ、と。

総括 城福さんが良い事言ってます

「体力が落ちてくると、2mのポジションの取り直しをサボるから、その分相手が寄せる時間を与えて自分に余裕がなくなる。30m走ることも大切ですが、もっと頑張るところが違えばもっと楽にプレーできる」

こちら、FC東京の城福監督が語ってた言葉で、J's GOALのプレビューに載ってたんですけどね、体力が落ちてこなくても2mのポジションの取り直しをサボる可能性があります。それが、退場による数的有利の場合。
今日のジェフの前半には全く攻めの姿勢が見れなかったですね。原因はこういうとこにあるのが一つの理由かと。
いや、本当の理由は先発メンバーに現れてたかもしれない。味スタに向かう電車の中で先発メンバーを知ったわけだけど、これまた随分と守備的だなぁ、と思ったものです。
他にも、もっと攻撃的な選手を早めに入れることも出来たんじゃないか?とか。後半5分くらいから次々とカード切れたんじゃないか、とか。その辺のことは選手たちも敏感に感じてついつい守備的になっていってしまうような気がしないでもないでもなくもなくも・・・、わーー。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20080629088.html

ベンチスタートだった巻は「あれだけ後ろに人が余っていたのに、リスクを冒せていなかった」と歯がゆい思いで見つめていたという。1点を追う後半に途中出場すると攻撃にリズムをもたらし同点に。しかし、勝利にはつながらず「勝ち点3を取れるチャンスがあったのに…」と悔しがった。

うん、リスクを冒せてなかったです。はっきり言って。
引き分けで勝ち点1は良くも悪くもないんだけど、試合内容的にはなんちゅーか、失望したと言うかなんと言うか。こんな戦いをされたらたまらん。たまらんのだぞ。