キリンチャレンジカップ 日本−チリ

http://www.jsgoal.jp/news/00060000/00060094.html
チリが若手中心で、正直相手としてどうなんだろう?と思ってたけど、思いのほか良いチームで、またモチベーションも高くて良かったですね。
そのチリも日本を研究してたんでしょう、3TOPで練習してた日本に対して4枚のDFを置いてたけど、2TOPになったので、3枚にしたと。オシムっぽいマンマークになってましたね。
日本は大木甲府型の発展系を模索してた形跡があって、片方のサイドに寄せて短いパスを繋ぎたかったところでしょうが、チリはサイドをワイドに使いたがっていたので、それが難しくなってましたね。相手がワイドに使い出した時にどうするかってのも課題になってくるのかな。
オシムさんは割とワイドに使ってのサイドチェンジからの攻めを求めてたのに大して、岡田さんは頻繁に縦にくさびを入れて崩してそのまま行くか、戻してサイドを代えるかしたいのでしょう。
今日の試合に限っては、縦へのくさびのパスが以前より目立ってたと思います。が、それが攻め急ぎと言う形に表れてしまいました。それによって、クロス上げても中に一人しか居ないとか、2列目が入って来れてないとかありました。はっきり言って日本では2TOPよろしく的な戦いで崩せませんので。ギリギリ高原で何試合かに1度出来ても巻には無理っすから。
本当はもっと全体的にコンパクトにしていれば2列目も入って行き易いんでしょうが、間延びしている感じでしたから、そこをどうコンパクトにするのかってのが今後の修正点でしょうね。
もっとも、2週間程度の合宿で完璧にできる位ならなんも苦労は無いんで、次の試合でどう修正するのかってのが試されるところでしょう。
ま、このチャレンジカップ自体が2試合あるので、メンバーも次はガラっと代えて来るかもしれません。この試合がレギュラーでベストメンバーだっ!だなんて誰も言ってないですもんね。
予選第1戦目に向けてメンバーを試している部分もあるでしょうし、仕上げていけばいいのですから。
初戦としてはまずまずで、ポジティブな課題が出てきたかと思います。