J1 川崎フロンターレ−東京ヴェルディ

http://www.jsgoal.jp/game/2008/20080100010220080309.html
前半
3-4-3と4-2-3-1のマッチアップ。川崎の3バックに対して1TOPのレアンドロとディエゴ、両サイドの廣山と飯尾がサイドに開く形で川崎のサイド裏を狙う東京が序盤ペースをつかむ。それに対して川崎は破壊力抜群の3TOPがゴリ押すが、縦ポンで出所を抑えられているので厳しい。
19分、右サイドからのミドルをディエゴが拾ってゴールネットを揺らすが、これはオフサイド。続いての23分、右から中に入ってきた廣山からディエゴへ、こぼれ球を飯尾がミドルをGK川島が弾き、それをディエゴが無理矢理押し込むも、これもオフサイド。東京にイヤンな空気が流れる。
このイヤンな空気を察知した川崎は攻勢に転じる。山岸のフリーランでマークが剥がされたところを3TOPが絡むと面白い。さらに、山岸が中に入って森とからむと面白い。しかし、決めきれない。
そこで、カウンターが発動した東京は接触プレーに油断した川崎を裏を突き、廣山が抜け出してシュートするも川島が体でセーブ。
32分、川崎はセンターサークル付近からのFKをサイドの森が駆け上がりシュート、1度土肥に弾かれるもそのまま押し込んで川崎が先制。こうなるとさらに元気が増すのが川崎なわけなのだが・・・。そのまま折り返す。
後半
川崎は自慢の3TOPを起点に攻めるが、これに山岸と森の絡みが入ると攻撃に厚みとバリエーションが出て恐ろしいことになる。
時間の経過と共に東京が取り返そうと前掛かりになると、川崎のカウンターも威力を増す。15分に河野、22分に平本が入るとそこがまた顕著する。再三にわたり川崎はフッキ、チョンテセ(黒津)、ジュニーニョがカウンターを仕掛けるもどのシュートもネット揺らすことが出来ない。
35分を経過して大野が入ると、川崎は3TOPにロングボールを放り込んで、7人で守り始め、ずるずると後退を余儀なくされる。これが間違いの元だったか、40分を超えるとあからさまな時間稼ぎに入る。
44分、こぼれ球を拾った平本がペナルティに突入すると、伊藤が足を絡めてしまいPK献上。伊藤呆然、涙目。これをディエゴが決めて同点。試合終了。
雑感
確かに川崎の3TOPは強烈で、どこからでもシュートを打ってきて怖い存在なのだけれども、噛み合わないとちょっと厳しい。やはり練習試合とは相手が違うわけで、これを反省点として球離れを良くしていかなければいかないでしょうね。中盤を省略しているとこぼれ球を拾えないので、厳しいですね。
東京は河野が期待されますね。ただ、フルで使うにはまだ安定感の問題があるのかな。あと、守備面でも頑張っていましたが、もっと上げていかなくてはならないでしょうね。
また、気合バカの柱谷監督でしたが、リアリスト高木がコーチに居ることで色々分析も出来ているんじゃないでしょうか。
1TOPのチームが増えているので、川崎にはちょっと厳しい戦いが待っていることになるかもしれません。もうちょっと人を使わないとこの先厳しい状況になりますな。